自己判断で2割がタミフル服用中止 500人調査結果(産経新聞)

 インフルエンザ治療薬のタミフルを処方された人のうち、5日分すべてを飲みきらずに自己判断で服薬を中止していた人が5人に1人の割合でいたことが、健康日本21推進フォーラム(東京都中央区)の調査で分かった。

 調査は昨年12月、過去1年間に新型や季節性のインフルエンザにかかったことがある20代−60代の男女500人を対象にインターネットで実施した。

 インフルエンザと診断されてタミフルを処方された場合、たとえ症状が緩和されても十分な治療効果を上げ周囲への感染の広がりを防ぐには、処方された5日分をすべて飲みきる必要がある。

 しかし、調査では5日間飲み続ける必要性を知らなかった人が3割おり、自己判断で服薬を中止した人も2割いた。飲み残した理由は「症状が改善されたから」が最も多く、「副作用が出た、副作用が心配だったから」「飲み忘れた、面倒になったから」が続いた。

 また、飲み残した人の約半数が「副作用で異常行動を起こすのではないか」と心配しており、異常行動への懸念が飲み残しの原因にもつながっていることを示した。

 一方で、飲み残した人のうち、服薬方法について医師から説明を受けた人が7割、薬剤師から説明を受けた人は4割にとどまった。

 中原英臣・同フォーラム理事は「タミフルの薬価は309円で、1日分2カプセルで618円。医療機関にストックされている在庫に加え、新たに生産・供給された分がすべて処方されたと仮定すると、5人に1人にあたる240万人が1日分を飲み残したとして、約15億円が医療費の無駄が出た計算になる」としたうえで、「正しい用法を守るよう服薬指導の充実が必要」と指摘している。

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